メニュー

舌下免疫療法について

[2020.05.18]

まずは小児の新型コロナ感染症についてです。これまでにわかっていることは

小児はかかりにくい

小児はかかっても軽症ですむことが多い、ただし0歳児はほかの年齢よりやや重症か

日本では死亡例がない

川崎病様の症状の報告もない

新しい情報があれば随時更新致します。

では、舌下免疫療法について少しお話致します。

以前は減感作療法と言われていましたので、お聞きになったことがあるかもしれません。この療法はアレルギー性鼻炎で使用します。

現在、唯一治癒が期待できる治療法です。例えば毎年春の杉花粉症では対処療法が主に治療の主役です。鼻水等があれば点鼻、目のかゆみには点眼、それに抗アレルギー剤の服用が一般的ですが、これはその時のみの治療でまた次の年には同じような治療となり毎年使用していても治癒には至りません。

その点全員とはいきませんが、舌下免疫療法を数年行うとその後の花粉症が短期間の対処療法ですんだり、薬が減らせたりします。人によっては治癒となります。当院でも治癒と考えられる患者さんがでてきています。

現在は杉花粉症だけで無く、ダニによるアレルギー性鼻炎にも使用可能です。特にアレルギー性鼻炎で対処療法が長い子供は良い治療対象だと思います。副作用は軽微で、全身反応は極わずかです。

特に小学生ぐらいになれば可能な治療法だと思います。花粉症、アレルギー性鼻炎のかたはぜひ一度ご相談下さい。気管支ぜんそくにも効きそうですが、まだ残念ながら保険が使えません。

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME