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新型コロナワクチンとこども

[2021.06.11]

まずは子供の新型コロナ感染症の現状についてお知らせ致します。

成人の感染者数ほどは子供のコロナ感染は多くない

変異ウイルスに感染した場合でも多くが無症状

子供の感染は大部分は大人からの感染

これは5月末に日本小児科学会の発表です。

政府はコロナワクチンの接種年齢を引き下げています。成人と違い罹患しても軽症の小児に長期副反応が未だ不明のワクチンを積極的に接種出来る段階ではないと思います。まして集団接種する意味はないでしょう。インフルエンザも集団接種は現在していません。子供にとってインフルエンザの方が格段に危険です。ワクチンの効果はコロナワクチンより劣ってもその重要性は段違いです。これから子供の新型コロナ患者が増え、かつ重症者が増えれば考えなくてはならないと思いますが。もう暫くすると小児科学会から何らかの発表があるでしょうし、それからでも遅くないと思います。年齢的に子宮頸がんワクチンと重なることも考慮に入れなくてはならないと思います。この年齢なら明らかに年間2500人以上の死者を出している子宮頸がんワクチンを先に国は進めるべきだと思います。

ただ成人に関してはmRNA新型コロナワクチンはとても優秀なワクチンだと思います。これからいろいろな種類のワクチンが出てくるでしょうがなかなかこのワクチンを超えることは出来ないでしょう。子供を守るためにも成人は出来るだけ接種して下さい。小児は効果が多少劣っても安全性が高い不活化ワクチンがでたらそちらの方がいいかもしれません。

未成年の方は焦ることなく新しい情報を得てワクチン接種して下さい。

そのような理由で当院では接種券が配られても20歳未満の接種は暫く様子を見ます。また情報があればお知らせを更新致します.

日本小児科学会が子供への新型コロナウイルスワクチンに対する考え方を発表しました。新型コロナワクチン~子どもならびに子どもに接する成人への接種に対する考え方~|公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY (jpeds.or.jp)

結論はまずは周囲の成人がワクチンを受けて子供を守る。

重篤な基礎疾患が有る場合は主治医と相談の上接種を考慮する。以上ですが、学生寮に入っている人はクラスター発生も見られることから健康でも考慮していいかもしれません。また、大学生は成人と同じように行動範囲が広いので20歳未満でも接種が良いかもしれません。受験生は濃厚感染者になると2週間という縛りがあるため社会的な適応かもしれません。

 変異株の流行によっては上記の判断は変わるかもしれません。情報が入ればまた更新致します。先日、10歳未満の重症者が新型コロナ感染症が報告されましたが小児の重症病床はRS感染症でいっぱいとのことです。子供にとっては新型コロナより重症になる感染症はほかにもあります。定期接種の対象の感染症たくさんの子供たちの命を奪ってきた物です。それと同列に現在の新型コロナのワクチンを接種するのは早計です。行政でも高校生や中学生に予定していた集団接種を中止しているところもあります。基本的なことですが、ワクチンは接種しないと結果が重大になる場合に行う物です。風邪をひいても重症になる基礎疾患を持っている子供たちは接種が望ましいと思います。以上の理由で当院では19歳以下は当分のあいだ基本的には接種致しません。ご希望の方は一度来院されて説明を受け納得された方のみ接種致します。ワクチンの意味をもう一度お考え下さい。子宮頸がんワクチンを考えると国は二枚舌だと思います。

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